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遺伝子還元論

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    「遺伝子」さえ解析できればすべてが予想できる、とする神話。

    DNA鑑定で個人を特定できることからもこの誤解は生じているようだが、指紋ですべてが予想はできないように、遺伝子が関わる決定範囲も限られた範囲のものである。(DNA鑑定を信用仕切った結果、冤罪事件問題等がある)

    少なくとも、個人の遺伝子を解析することで、性別や遺伝病、容姿に関しては情報が得られるとしても、その遺伝子の持ち主がどのような人物であるのかを完全に推定することは現状では困難。(環境と複数の遺伝要因が関与している複雑な形質のためやはり性格・能力を先天性なものだけで決め付けるのはとても危険だ。)

    また、脳の各機能野は、成長過程での影響によって発達度合いが大きく異なってくる。同じ遺伝子を持つ一卵性双生児でも、芸術畑・技術畑と大きな好みの差・適正の差が出るほどの異なった脳機能発達を見せることもよくある。

    個人の”資質”には、成長過程の環境のほうが大きく影響すると考えた方が「安全」である。

    遺伝子操作で「頭の良い子/立派な子/育てやすい子」を作ろうとするような、安直な世間的需要・社会的影響が問題。デザイナーベビー問題は危険なビジネスの匂いがする。

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